== AX88796BLFを使ったLAN通信ボード ==組み込みシステムにおいて、従来 USB でデータ通信を行っていたところを LAN 通信に
置き換えることになり、AX88796BLF チップを使って 100 Base TCP/IP通信(IPV4)
を実現しました。マイコンには、H8/3069 を使い、モード 5 にて動作させるようにしています。
写真1:AX88796BLF 実装部 写真2:H8/3069 実装部
組み込みシステムに LAN を実装するには、米国LANTRONIX社製の XPort を使った方が
開発期間もかからず扱いやすいのですが、基板単価を抑えたいという理由で、LAN 通信
チップに AX88796BLF を採用し、TCP/IP プロトコルをマイコンソフトに組み込んで
います。
当基板では、TCP プロトコル上のサーバーとしての機能を持たせ、LAN 接続された
パソコン等の指示を実行させるようにしています。
現在のところ、マイコンソフトで対応できているプロトコルは IPV4 の
TCP、ARP、ICMP ですが、更にマイコンソフトを追加実装すれば、遠隔地から基板の制御、
遠隔地の測定データ取り込みなどが実現します。「組み込みシステムに 100 Base LAN(TCP/IP)通信機能を実装したい」
とお考えでしたら、ぜひご相談ください。